傷病手当金の計算方法

傷病手当金の計算方法の注意点

傷病手当金の計算

 

傷病手当金の支給を受けるにしても、いくらもらえるか分からないとその先の生活が不安になりますよね。
ここでは傷病手当金の日額と日数の計算方法を紹介します。

 

まず、注意点なのですが、傷病手当金の計算方法は、平成28年から変更になっています。

 

これにより、傷病手当金の受給額が変わる可能性があるので、うっかり過去の計算方法で試算しないように、変更点を押さえておきましょう。

 

 

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平成28年から計算方法が変わった傷病手当金の受給額

 

傷病手当金の受給額の計算方法は、平成28年4月から新しい計算方法が導入されました。それ以前に採用されていた計算方法は現在では通用しませんので、まずはその点を確認しておいてください。

 

それで新しい計算式ですが、
支給開始直前までの12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均額÷30×2/3
となります。これで日額が計算できて、日額×30日で支給額が計算されます

 

以前の計算式との違い

 

これで1日あたりの金額が決定されますが、前の計算式と違うところはどこでしょうか。

 

それは、日数をかける標準報酬月額のところです。
改正前の計算式では、欠勤した期間の標準報酬月額となっていましたが、これが12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均に変わりました。計算式が変わると、当然ながら受給額も変わってきます。

 

したがって、改正されたことを知らなかった方はこの機会によく覚えておきましょう。計算のポイントは、標準報酬月額を調べるのではなく、その標準報酬月額の12ヶ月間の平均を調べることです。

 

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12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均額の求め方

 

傷病手当金の日額を計算するには、欠勤した期間の標準報酬月額ではなく、受給開始以前の12ヶ月間の各月の標準報酬額の平均が必要です。

 

ここではその平均額を計算するときのポイントを紹介します。最も重要な点は、12ヶ月間をどこから算定するかということです。受給開始以前の12ヶ月ですから、4月に支給が開始されるとしたらそれより前の3月分から計算するのでしょうか。いいえ、そうではなく、支給開始月の4月を含めた12ヶ月間となります。

 

ここで間違えやすいのは、受給開始以前という言葉です。
この以前というのは、当月、すなわち支給開始月も含めてという意見になります。よって4月から支給を受ける人は、4月を含めたそれ以前の12ヶ月間の標準報酬月額の各月の平均額を算出しなければなりません。
少しややこしいかもしれませんが、支給額を正確に求めるために大事なポイントなので、よく覚えておきましょう。

 

標準報酬月額が30万円だった際の日額を計算する

 

傷病手当金の計算がピンと来ない方のために、ここで一つ例を挙げて計算してみましょう。

 

まず計算の起点となる標準報酬月額を30万円とします。
これは、支給開始以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額が30万円だったということです。
次はこの30万円を一ヶ月の日数、すなわち30で割ります。すると、一日あたりの標準報酬月額である1万円が算出されます。

 

今度はその1万円に対して2/3を掛けますが、そうすると6667円という金額になります。
そしてこの6667円が、標準報酬月額が30万円だった場合の傷病手当金の日額になります。これで日額が確定しましたので、あとはこの数字に休業日数を掛けていけば、支給額のトータルを計算することができます。
30日間休業したとしたら6667×30で200010円、90日間休業したら6667×90で、600030円となります。

 

まとめ

 

傷病手当の支給額は定められた計算式で算出することができます。その計算式は、平成28年4月から新しく変更されました。

 

それによると1日当たりの金額は、支給開始日以前の12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均額÷30×2/3です。

 

計算のポイントは、以前のように欠勤した期間の標準報酬月額を求めるのではなく、12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均額を求めることです。日額が分かったらあとはそれに休業日数を掛けることで、日数分の支給額を割り出すことができます。

 

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