住宅ローンが払えないから賃貸に出すのはどう?
引越しした場合や相続で受け継いだ家などは住むことがないので、売却するか賃貸で貸し出すかといったことを考えるものです。
しかも、その家に住宅ローンが残っているとなるなら、賃貸で貸し出せば賃料が入ってきて、そっくりローンの返済に充てられるのでは?と思う人もいるのではないでしょうか。
住宅ローンが払えないからといって賃貸に出すというのは、果たして正解なのでしょうか?
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賃貸に指すメリット
もちろん、賃料が定期的に入ってくるとなれば、立派な副収入です。賃料分はローンの返済に充てられ、生活には余裕が出てくることでしょう。
しかも、賃貸で家を貸すことは事業として認められるので、固定資産税や住宅ローンの金利分などを経費として落とすことが可能です。住宅ローンが払えないという人にとっては、これは大きなメリットに違いないですよね。
賃貸のデメリット
しかし、もちろん良い事ばかりではありません。
まず、貸すからには借りたいと人が思ってくれるような魅力的な住宅にしなければいけません。壁紙や畳を張り替えたり、業者に頼んでクリーニングしてもらったりと、初期投資にまとまった資金が必要となります。状況によってピンキリですが、数十万円はかかると思えば良いでしょう。
また、せっかく素敵な家になったと思っても、借り手がすぐに必ず見つかるとは決まっていませんし、もしかしたら短い期間で出て行ってしまうかもしれません。
空室となれば賃料が入ってくることはないので、住宅ローンの支払い分はそっくり赤字ということになります。
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マンションならいざ知らず、一戸建ての賃貸に継続して人が入ってくれることは、かなり難しいと思っていた方が良いでしょう。また、引っ越しなどの場合なら、次に自分たちが住む家も住宅ローンを組まなければならないこともあります。
しかし、二重ローンというのは非常に難しい話しであり、金融機関から承認されない可能性の方が高いのです。
結論
以上のことから、売却した方が良いというのが結論になるのではないでしょうか。
もしも、引越し先から戻るのでまた住みたいと思っても、日本の法律上、借り手が住んでいれば追い出すことはできません。さらに、10年で価値はゼロになるともいわれるほど、後から売ろうと思った時には家の価値は驚くほど下がっているものなのです。
住宅ローンが払えないのであれば、賃貸ではなくまずは返済方法の見直しをすることが必要です。それでも払えない状態であれば、任意売却という方法もあるので検討してみると良いでしょう。
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